サトノダイヤモンド
感動した。
第61回有馬記念。
きさらぎ賞を見たときアグネスタキオン以来の衝撃を受ける。
こいつは3冠馬だ。
テキの油断があったのか、緩めの仕上げで
一冠目の皐月賞3着。
ねらったダービーでまさかの落鉄で2着。
負けられない菊花賞、圧勝でようやく載冠。
満を持しての有馬記念。
ルメールは的をキタサン1頭にしぼり上げ、徹底マーク。
直線追い出しを我慢し、これ以上ないタイミングで
手綱をしごきにかかる。
計ったようなクビ差のゴール。
3歳で、有馬で、最後の直線をあんなに真っ直ぐ走る馬って。
どんだけ賢く、強いのだろう。
オルフェーブルやドゥラメンテほどの化け物ぶりではないが、
この馬も違う意味でやはり規格外。
来年の凱旋門賞が楽しみだ。
額のダイヤモンドがロンシャンで輝くのか。
どうにか何事もなく順調にすすんでほしい。
人間のエゴがつくり出すブラッドスポーツ。
いろいろな渦巻く感情を乗せて
見事に走り切ってほしい。
関連記事