8月17日(土) 若潮 晴れ 気温32度
8月のあたまに久慈沖に出てから海に変化はあったのか?
少しだけありました。
年長の船長と二人で出船。
カンパチ(ショゴサイズ)が回遊してきたことと、サバの勢力が
より広範囲に広がったこと。
朝一、40センチクラスのアジを狙い、ライトジギングで攻めてみる。
しかしサバの猛攻、マサバ混じりのゴマサバ集団。
釣っても釣ってもサバだらけ。
サイズは前回ほどのサイズはあがらない。大きくても40センチほど。
アジをあきらめ、マダイのポイントへ。
途中、浅根で遊んでみるか、ということになり水深10m弱の浅根へ。
アイナメでもスイミングで食ってくれればいいかと、
1/2ozジグヘッドにパワーミノーMをセット。
リーダーがかなり長めだが、テンヤタックルでキャスト。
船長はジグサビキで遊ぶようだ。
すぐに船長にショゴ、ワラワラと湧いてくる。
懐かしい光景だ、しばらく見ていなかった。
それではと自分もスイミングからワインド系に切り替える。
すぐにショゴが反応。
35センチ弱のショゴが食ってくれた。
さすがにカンパチだけあって、よく引いてくれた。
同サイズをもう一尾追加。
すると、東南東の方向に鳥が向かい始めた。
少し見ていると完全にさし出した、かなりの広範囲だ。
相当の雰囲気のあるさし方だ。
一目散に突撃。プレジャーボート、遊漁船も向かい始めた。
しかし、一番乗りは船長の船だ。
水面が確認できる距離に来ると、かなりの面積で鳥山とボイル。
ベイトは水面に出てこないが、青物を中心に捕食波が。
初めて見たサイズのナブラ、ボイルだ。
サンパク、ワラサが中心だろうが、おそらくブリサイズであろうボイルも確認できる。
間違いなく、マサも混じっているだろう。
チョー興奮。
船長は一目散にキャスティングを始める。
ほんとはトップを投げてぇのだ。
自分はキャスティング用のタックルがないのでジギングで参戦。
水深は17,8mしかない。
この条件は明らかにバーチカルではない。
20,30mキャストして着底後、斜めに動かしてくる。
すぐに反応、60センチ2kgクラスのサンパクサイズ。
これではないが、まあ良しとしよう。
やり取り中にカタクチを吐き出す、10センチサイズだ。
すぐさま船長に報告、ベイトは10センチのカタクチだと。
船長が使っているペンシルではミスマッチだ。
本当は、フェイキードッグをボイルの向こうにぶん投げ、
高速スキップでグルンと魚を食わせたいが、タックルが無い。
口惜しいが、自分も15センチのセンターバランスのジグから、
12センチの左右非対称系ジグへ変更する。
間違いなく、フェイキーで食わせられただろう。
すぐさま2尾目がヒット。またもや同サイズ。
これではないのだ。
欲しいのはブリか、せめてワラサ、そしてヒラマサだ。
船長苦戦も、ルアーサイズを変えるとすぐに答えがでた。
エスフォー9cmでかけた。
この魚がうらやましいことに、ナイスサイズのサワラだった。
目測80cm弱、重量2.5kg。
うまそうだなあ。ひそかに自分も期待していたのだが。
だんだん鳥は少なくなってきている。
ボイルもおとなしくなり始めた。
そんな状況でまたしても同サイズ、
若干重量がある為かよく引いたが、秒殺。
しかし、これで打ち止めだった。
お祭りはあっという間に終わってしまった。
うそのような静寂。
ヒラマサをかけることができなかった、ブリを捕ることができなかった。
千載一隅のチャンスをものすることができなかった。
待っていたのは敗北感。
数年前ならかなり贅沢な話だが、人間の欲望は尽きることがない。
まあ、この思いが無くなったら成長はないのだろうが。
船長は満足だ。
船長が満足しているから自分はそれで十分だ。
サワラ、うまいといいですね。
この後、本格的にマダイをねらう。
時間が無いので後日記録。