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2016年09月28日

三日間シーバスを追ってみた 9月26日(月)93センチにたどり着く

 9月26日(月) 若潮 曇り/晴れ 気温27℃ 水温24℃

 釣行3日目。6:00入水。

 昨日ロストしてしまったRB88SSS、撤収後、魚眼に立ち寄り
 2つほど補充をした。
 人気商品ではないらしく、何れもパッケージに埃が付いていた。

 2日間の釣行で、反応するエリア、パターンを絞り込み
 意気揚々とルアーを投げ始める。

 本日はお昼過ぎより風が入るはずなので、午前のみの勝負。

 ボイルはおおよその、予定通り。
 特段、違和感は感じられない。
 
 ところが、前日のパターンでは打って変わって全く反応しない。

 やけくそ気味に滅多に使用しないエスフォーをボイルに入れると
 あっさり反応する。

 咥えたシーバスは70弱。
 テールフックのみの掛り。バレそうだ。
 手前まで寄せたが、案の定捕獲はできず。

 こりゃあエスフォーの日か?

 すぐさまセイゴクラスのボイルに入れてみる。
 パンパンと2度ほど飛び出したが、2回ともルアーを弾く。

 反応がいい。
 まあ、まだ朝マズメだから表層の反応はいいはず。
 念のため、フックをオーナーからVMCに換えておく。

 しかし、やはり前日までに確信をもって答えを出した
 パターンを踏襲することにする。
 RB88SSSの表層スロー引きだ。

 10:00までこいつを貫き通したが、全く反応しない。
 一回だけボイル打ちで、そっと触れにきただけ。

 これは間違いなく違う。
 これでは咥えてくれない。間違いなくルアーを見切っている。
 昨日までとは何かが違う。

 潮はゆっくりと動いている。
 自分のポジションから潮上と潮下に比較的良型のシーバスが定位し
 ボイルを繰り返している。
 昨日、あたりを付けておいたエリアだ。
 どちらも、どうにかエスフォーで届く距離。

 気乗りはしないが朝方反応が良かったエスフォーを使うことに。
 まずは潮上の魚に狙いをつける。
 ボイルのタイミングを待ち、フルキャスト。
 ボイル奥3m程度のところに着水。
 巻出し、ボイル地点で水面上でひったくる。
 
 あっさり反応しやがった。
 捕獲は73センチ。
 テールフック1本。VMCに換えておいて正解だった。
 オーナーで捕れる想像がつかない一尾。

 写真撮影、計測後、すぐさま目の前でフッコクラスが
 3回も食損ねのボイル。
 相当食いたいけど食えないのだろう。
 一応エスフォーを入れてみる。

 すぐさま反応。
 こりゃあ間違いないようだ。
 今日はエスフォーの日だ。
 捕まえると50弱ぐらいのセイゴフッコ。

 さあ、それでは本命の潮下の定位しているであろうシーバスに
 狙いをつける。
 こちらの魚のほうが明らかにでかい。

 ボイルを待っていると、ボコンと控えめなゆらぎ。
 すぐさまフルキャスト。
 反応するなら向かって左側からでるはず。
 2回転、3回転・・・5回転ほど。
 
 予想通り左からシーバスが飛びかかる。
 マグロのように、曲芸イルカのように、全身を投げだし横っ飛び。
 エスフォーをひったくった。
 明らかに80オーバーな魚。全身空中に投げだしているので
 魚体は丸見えなのだ。初めてみる光景だ。

 やりとりは多少強引に寄せる。
 ど-しても底に何かがあるのじゃあないかと心配なのだ。
 ラインシステムは前日にチェックし組み直し問題なし、
 フックもVMCに換えたばかり。
 魚の掛りは間違いない。

 問題はロッド クロステージだが、ベロベロロッドに関係なく、
 フルベンドで引っこ抜く。
 取り込みで寄せた魚体は80クラスではなく90クラス。
 このサイズがあんな食い方をするのかとびっくりする。
 ネットで捕まえると、明らかな90オーバー。
 計測すると93センチ 6.1kg 立派な魚だ。

 久方振りの90サイズ。
 何年振りだろう。
 でかいシーバスで感じるのは下唇の分厚さ。

 103センチを釣り上げたときはネットは持っていなかった。
 グリップで取り込みをしていた時期だ。
 当時持っていたグリップでは唇が入らず、
 とりあえず、ハンドランディングで捕まえ、その後に無理くり
 グリップにねじ込んだ。
 そのグリップは現在、涸沼で使うことはなく、カヤック上で使用している。

 この魚の下唇もやはり、立派な唇だ。

 その後は、予想より早くに北東の風が入り出し、
 エスフォーには見向きもしなくなる。

 12:30撤収。

 3日間、やりきった。
 でかいのを釣ろうと強い意志で臨んでみたが、
 あまりに出来過ぎの感がある。

 しかし、ほんとに馬鹿みたいにシーバスに向き合った3日間だった。
 この3日、世の中で起こったことは全くわからなかった。
 唯一の情報は、GPV、ナウファス、MICS、気象庁、ヤフー天気のみ。
 平均睡眠時間4時間。

 釣行後は、ルアー、ライン、フック、その他あらゆる道具のメンテナンスと
 翌日の準備。
 その日の反省と翌日の計画のノートリング。
 体のメンテナンス。
 時間が足りないくらい、それのみに没頭。

 26日(月)の昼頃に気づく。
 この感覚が懐かしい。いつ以来だろう。
 記憶をたどると、30代前半まで遡る。
 あの頃まではワンシーズン、3,4回は北東北に遠征をしていた。
 テントを持って、主に3泊4日の渓流釣行だ。
 源流域までは行けなかったが、それでもかなり山の中。
 山と川と魚しか考えられない。
 それしかないから。

 ヒゲナガ、エルモンのイブニングライズ。
 あのしびれるような感覚。
 でかいイワナ、ヤマメのライズにフライを送り込むときの興奮。
 それを抑えるための深呼吸。
 まんまと食わせたときの血液の沸騰。
 山と川と水と空気とその中の一部に溶け込んような埋没感。
 ここで生きているんだと。

 当然、シーバスの捕獲環境とはかけ離れているが、
 なんとなく同じような感覚が戻ってきたのだ。

 ああ、やっぱり山へ行きたい。
 

 いやあ、やっぱりシーバスも面白い。
 真剣に向き合うとわかることがある。
 真剣に向き合わなければわからないことがある。

 自分の力量では、アジほど顕著に確認はできないが、
 反応するパターンは常に変わるのだ。
 何が原因で変わるのか?知らないことばかり。

三日間シーバスを追ってみた 9月26日(月)93センチにたどり着く


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 3日間やりきった。
 充実の3日間。

 いろんなことにありがとう。



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