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2014年11月29日

ヒラメとアニサキス

 先日、釣り上げたヒラメ。
 68センチ、2.8kgと自己記録を更新。

 近くに、シラス漁の漁船が2艘あり、シラスに魚が付いているだろうと、
 アフターバーナー30gのフルシルバーに
 フラッシャブー巻きのアシストフックを装着。

 丁寧に底2m以内を探っているとドスンと咥えてくれた。
 はまった感があり、満足の一尾だった。

 船上で血抜きを行い、凍らした2ℓペットボトルを入れた冷却水の中に 
 しまい込み、上陸後は保冷剤を入れたクーラーボックスへ。
 翌日の午前中まで、ボックスの中に寝かしておいた。

 翌日、午前中に魚を捌くと、消化器周辺より、とぐろを巻いた虫体が出てきた。
 アニサキスだ。
 ヒラメでは初めてだった。
 居ないことはないだろうが、希少な部類に入るかな?

 昨日よりの冷却工程にて、虫体に活発な行動はみられない。
 しばらく、外気に触れさせたり手で暖めたり、
 虫体の体温を上げてはみたが、動くそぶりは見当たらない。
 全部で10匹ほど確認できたが、みな動く気配はなかった。
 手に取って色々試してみたが、外層のクチクラに傷みはなく体幹に異常はみられない。
 生きているのか?死んでいるのか?

 通常、アニサキス対策として-20℃での冷凍保存を推奨しているが、
 24時間以上での冷蔵保存でも活性は抑えられるのだろうか?
 魚体の温度をモニタリングしているわけではないので、正確な温度推移は
 不明だが、10℃以下を保ってはいただろう。

 さて、アニサキスが出てきたことにより、喫食の方法を考えなくてはならなくなった。
 当然、刺身を楽しみにしていただけに、困ってしまった。

 ぐるぐる思案を重ねた結果、生食をすることにした。
 とりあえず、ハラスの部分に移行は見られなかったことと、
 虫体自体の活性がすこぶる悪かった(死滅してるかもしれない)こと、
 薄造りにしてやればいいかな?
 よく噛めば問題ないだろうと。
 
 そんなこんなで刺身で食べてみました。
 結局、2日程寝かしてから、5日目までは生で食ってみたけど
 家族全員、問題はなかった。
 まあ、アニサキスにやられる確率は中々だろうが。

 しかし、被害にあえばかなりの苦しみ。
 基本的に、摘出手術でしか、治療は行えない。
 下手すれば腸閉塞まで起こしかねない。
 自己責任とはいえ、十分に注意をして食べたほうがいいですね。

 ここ最近、アニサキスにやられる人は増えている傾向。
 十分、注意しましょう。
 飲食店、スーパーなどで提供する生食でも100%排除できるものでは
 ないので、自己防衛も必要。

 特に、サバ、イカ類は寄生率が高いので注意してください。
 常盤周辺の海域に寄生するアニサキスは、移行性が強いので、
 生で食べるなら、釣ったらすぐに内臓を取り出す基本行為は大事です。

 今回、ヒラメということでやらなかったけど。
 生で食べなければいいことなのですが、やっぱり刺身、寿司ネタ、
 食べたくなるよねえ。

ヒラメとアニサキス


ヒラメとアニサキス


ヒラメとアニサキス


ヒラメとアニサキス



 
 



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