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2019年02月21日

涸沼シーバスとマッチングザハッチ①

世の中で一番面白いもの。

 サッカーと渓流のフライフィッシング。
 この2つ選択嗜好は、30年以上変わらない。

 しかし、悲しいかな、年齢を重ねるうちに、
 二つとも満足にできる状態では無くなってきた。

 サッカーに関しては
 年に数回の練習と数試合をやれればいい感じ。
 40手前に市民リーグを引退してからはそんな状態が続いている。
 唯一の目標が毎年5月に行われる古河マスターズ。
 しかし、それすらもままならない。

 渓流のフライフィッシングに関しては、ここ10年、渓にすら立っていない。
 渓流のフライの魅力は様々だが、

 早春のマッチ・ザ・ハッチ。

 新緑のころの日中、水生昆虫が飛び交い、
 最も渓魚が素直に反応してくれる最盛期。

 気温上昇とともに、水生昆虫の羽化の時間が夕暮れに
 移り、それとともに捕食行動が始まる、イブニングライズの釣り。

 ライズに合わせた、フライの選択。至極の思考時間。

 水生昆虫のステージあわせた、フライタイイング。

 フライの魅力を語るにはきりがない。
 とにかく、パズルを埋めるピースの数が限りがなく、
 フライフィッシャーそれぞれに無限に存在する。

 自分にとってこれほど魅力的な遊びは見つからない。

 にもかかわらず、物理的な距離が、好奇心を凌駕する。
 関東近隣の溪に、近くても距離は100km前後。
 ましてや、放流魚が大半を占める。
 青森、秋田、岩手、北東北の渓流の魅力と、どうしても比較してしまう。

 そういう理由もあり、渓流に足を運ばなくなった変わりに、
 海の魚に相手をしてもらうことが多くなった。 



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